・親の介護が急に始まった・・・
・兄弟姉妹が不仲で介護はどうすればいいの?
・介護逃げたもん勝ちでズルい!
と親の介護に悩んでいませんか?
介護をきっかけに兄弟姉妹が不仲になることはよくあること。
もしかしたら、介護前から兄弟姉妹が不仲かもしれません。
すると、あなたがばかりに介護負担がのしかかり、身も心もお金も辛い状況に追い込まれているかもしれません。
親の介護で兄弟姉妹が不仲になっても、逃げたもん勝ちにしない不公平を無くすためには
/
話し合うこと
\
がめちゃめちゃ大切。
話し合うことでしか解決しないと言っても過言ではありません。
そこで、親の介護で兄弟姉妹が不仲な時の対処法についてお届けします。
親の介護で兄弟姉妹が不仲でもしなければならないこと
親の介護が始まると、誰が介護するのか、どうやって介護するのかで揉めてしまい、兄弟姉妹仲が悪くなることはよくあること。
もしかしたら、介護が始める前から仲が悪く他の兄弟に頼れないパターンもあるかもしれません。
すると、主介護者になったあなたばかりに負担がかかってしまいます。
仕事と介護の両立が出来なくなり、介護離職が頭をよぎるかもしれません。
絶対に介護離職はしない方がいいです。
収入が減り、介護負担がばかりが増えると生活苦になり、介護鬱になってしまうかもしれません。
最悪な事態にならないためにも、兄弟姉妹がいるなら、介護の負担を分け合いましょう。
すると、兄弟姉妹が不仲で話し合いができないのにどうやって負担を分け合えばいいの?
って思うかもしれません。
それでも、
/
話し合ってください!
\
話し合いを疎かにすると、不幸せな介護になってしまいます。
そこで、親も子供たちも「よかった」って思える幸せな介護にするためにはどんな話し合いが必要なのか!
そのポイントをお伝えします。
親の介護で逃げたもん勝ちにしないための話し合いのポイント
親の介護で苦労し、家族仲が最悪になる不幸な介護と
親の介護たいへんだったけれども、最後は「よかったね」と看取れる介護なら、
絶対に後者がいいですよね。
そのためにも、親と兄弟姉妹と次のポイントを話し合いましょう。
・親の介護の意向を確認する
・親の経済状況を確認する
・主介護者を決める
・主介護者の介護の壁を確認する
・兄弟姉妹ができることを確認する
・地域包括支援センターまたはケアマネジャーに相談する
上記のポイントを話し合っておくことで、兄弟姉妹のトラブルはかなり減って行きます。
そして、トラブルが起きても対処がしやすくなります。
では、それぞれのポイントを確認していきましょう。
親の介護の意向を確認する
不幸な介護になってしまう一番の原因は、介護をうける親の意向が無視されていること。
入りたくない施設に入所してしまうと、生きる気力がなくなり、認知症があっという間に進行してしまったり、
帰宅願望から暴れたり奇声をあげたりするケースなどの現場を見てきました。
老人ホームが監獄のように感じてしまう利用者もいました。
さまざまな事情があり、預けなければならないこともあると思います。
できるなら、幸せな最後を送って欲しいですよね。
だからこそ、重度な認知症ではなく、まだ自分の意志表示ができるなら、
どんな介護生活を送りたいのか?
自宅と施設どっちがいいのか?
子供にどんなサポートを求めているのか?
相続のことはどう考えているのか?
延命治療は望むのか?
親の終活をサポートする形で親の意向を聞いていきましょう。
親の経済状況を確認する
介護は親の収入で賄うことが理想です。
なので、親の経済状況をチェックしておきましょう。
預貯金はいくらあるのか?
年金(月収入)はいくら入るのか?
保険に加入しているのか?
不動産などの資産はいくらか?
もし施設入所を希望なら施設によって金額はピンキリです。
予算が分からなければ施設の目途を立てられないので、経済状況はしっかり確認しましょう。
そして、親が認知症になってしまうと、預貯金がおろせなくなるので注意が必要です。
そうなってしまうと、成年後見制度で家庭裁判所に申立てをしなければならなくなります。
もちろん費用が掛かるし、後見人を弁護士や行政書士にするならさらに費用がかかります。
もし、親の判断力があるなら『任意後見制度』で親に指名してもらいましょう。
そうすれば、不動産管理や財産管理ができます。
主介護者を決める
親の介護をメインで担当する人が必ず必要です。
きっとこの記事を読んでいるあなたが主介護者になると思います。
主介護者は介護にかかわる様々な決定権や情報が集まる中心人物になります。
・介護保険サービスの手続き
・ケアマネジャーとのやり取り
・施設からの緊急連絡先
親に何かあったときにキーパーソンとして、主介護者に情報が集まり、決定をくださなければなりません。
だからこそ、兄弟姉妹で誰が主介護者になるのかを決めて置きましょう。
決めて置くことでトラブル回避にもなります。
主介護者の介護の壁を確認する
主介護者が決まったら、主介護者の介護の壁を確認しましょう。
・仕事の状況によっては休めない
・親と別居で、駆け付けるまで40分はかかる
・休日はどうしても外せない用事がある
・教育ローンも組んでいて金銭的援助はできない
などなど、
あなたができることできないことや、懸念を抱いていることを羅列しましょう。
そうすることで、兄弟姉妹が協力できることは何かが明確になっていきます。
兄弟姉妹ができることを確認する
兄弟姉妹によって生活状況は全く違います。
収入も違いがあるので、兄弟姉妹がそれぞれできる支援を聞いておきましょう。
親の近くに住んでいる人、遠方に住んでいる人でできるサポートは違います。
そして、主介護者の介護の壁を確認したことが、墓の兄弟姉妹でカバーできるのか。
これを確認していくことで、不仲の状態も解消していきます。
それぞれが無理をするからストレスが溜り、それがイライラになって喧嘩になる。
初めから出来ることできないことが分かっていれば、それだけお互いがストレスを溜めずらくなります。
そして、1年後、2年後、3年後で生活状況が変わり、出来る支援も変わるはずです。
今は金銭的援助はできなくても、2年後からは出来るとか。
将来できる支援についても話し合っておきましょう。
地域包括支援センターまたはケアマネジャーに相談する
親の意向を聞き、兄弟姉妹で出来ることを話し合ったら、
出来ないことを介護保険サービスで補っていきましょう。
まだ親の要介護認定をしていないなら、地域包括支援センターに相談すれば手続きの方法や介護にかんするさまざまな情報提供をしてくれます。
もうすでにケアマネジャーが付いているなら、親の意向と兄弟姉妹の支援の状況を伝え、どんな介護保険サービスを使っていくといいのか、
ケアプランを作ってもらいましょう。
親の介護で兄弟姉妹が不仲に!逃げたもん勝ちにしない話し合いのまとめ
親の介護で兄弟姉妹が不仲になる原因は
コミュケーション不足。
もし、あなたが主介護者で辛くて辛くて大変なら
その辛さを兄弟姉妹に話してください。
人間ほとんどの人は言ってもらわなきゃ気づけません。
特に一緒に住んでいるわけではないので、察することは絶対にできません。
あなたが何も言わないと、兄弟姉妹は問題ないんだなって認識をしてしまいます。
だからこそ、
兄弟姉妹にやってもらいたい事を伝えましょう。
もし、兄弟姉妹が不仲で伝えることがやっぱりできない・・・
そんな時はケアマネージャーから伝えてもらうのも1つの手!
大切なのは一人で悩まないこと。
兄弟姉妹に話せないなら、介護の相談先である地域包括支援センターを活用しましょう。
地域包括支援センターには色んな事案の相談が寄せられています。
きっとあなたの悩みの解決策もいい案をくれると思いますので、相談しましょう。
そして、親を介護して良かった。と思える幸せな介護生活を送りましょう!